思わず叫びたくなったので

ソシャゲをやったりするオタクのこんなことあったな~っていう覚え書きとかもろもろ。

一条寺帝歌が分かるようで分からない

ふんわりしたタイトルを付けるな。

 

どうも皆さまこんにちは。世の中クソみたいな状況ですがいかがお過ごしでしょうか。

私は前回のイベント日記(

担当の誕生日特攻で走るイベントめちゃくちゃ楽しかった - 思わず叫びたくなったので

)のごとく、まあ就職いたしまして、大体3週間ぐらい経ちました。この情勢ではクソほど忙しくなるかクソほど暇になるかの二択だと思うんですがなんと後者です。ただしテレワークなんてものは実装されていない職場なので毎日片道1時間弱運転して通勤しています。おかげでこの毎日往復2時間で考えてしまったことを吐き出しているのがこの記事です。

いやそんなことはどうでも良くて、今回の本題はこの人。

magic-kyun-game.jp

 

星芸のキング。星フェス委員会委員長。甘党。帯刀凛太郎にどう考えても(スイーツで)胃袋をつかまれている一人(全員では?)。CV.梅原裕一郎(敬称略)の男。中の人(クソ忙しい)にみっちりボイトレをさせた張本人。「父と二人の兄にプレッシャーをかけられている」割にその父がこれっぽっちも出てこなかった一条寺家の末っ子。

 

もういいか。

ところでここまでなんとなく本人の情報を並べたようでいて、本人の好みが「甘党」というあたりしか出てきていないのがウケるな。ちなみに嫌いな食べ物は辛い物。完全に子供舌やんけ、と言おうと思ったところでシンガーであるが故に喉を守るため辛い物を食べなくなったのかもなあと気が付いてしまって思わず真顔になってしまった。というか一条寺家が出してなかった可能性もあるのか…………?(さらに真顔になる)

ところでタイトルの「分かるようで分からない」はどのあたりを指してるのかというとまあ…………なんだろう……………全部……………。一条寺帝歌という男、ストイックなのはなんとなく察せるしツンデレが入ってるのもなんとなく分かる。そしてデレが凄まじいのも知ってる。ただ、ゲームの本人ルートからちらちら垣間見えるんですけどストイックである、というかあろうとするのは「一条寺家に生まれたから」という要因が大きくありそうな感じなんですよね。あいつ割といろいろやってますからね(詳しくはプレイしてくれな!)。公式によると「表面上はクールだが、情熱的な熱い心を秘めている」。ほ、ほう…………?

 さて。これを踏まえて「Solo-kyun!Songs vol.1」収録の「キミという光」「My Song in My Soul」の2曲に触れていきたいと思います。既に気が狂いかけている。(そもそもこの文章を真面目に書こうとしている時点で気が狂っているが?)

 

・「キミという光」(TVアニメ8話「届かぬ光」挿入歌)

youtu.be

 

もうなんかお当番回のタイトルと挿入歌のタイトルを合わせてきているあたり絶対確信犯だろスタッフ。届かぬ「光」=「キミ」という「光」。そしてこのめちゃくちゃ分かりやすい、「光」を放っていたのは8話の「彼女」。本当にどうもありがとうございました。

 

 

 

 

 

ではさすがに終わりませんよ。タイトル回収してませんもん。分からないって言ってるだろ。

マジきゅんっ!ルネッサンス | Story

まずこのページ、何てことないアニメの全13話の簡単なあらすじ紹介のページなんですが、その中で帝歌が自身の「アルテの光」=「ガラスのような赤い薔薇」を発している場面写が3枚ありま……………なんで3枚もあるんだ。いやそれは置いといて。それぞれ1話、8話、13話なんですがよ~~~~~~~~く見てみて欲しい。なんとなく違う。

 

8話だけ色がマゼンタに近くなっているんだ。赤からマゼンタになる、ってそれすなわち青が混じる、ということだと思われるんです。そこで曲の歌い出しの歌詞、見てみて欲しい。

 ❝歌は熱を帯びたまま 冷たく凍えて

虚空に響き渡る❞

 

熱=帝歌のイメージカラーである赤、冷たく凍えて=青をまとう、という意味でこの8話での帝歌のアルテの光が普段とは異なったマゼンタに見えているように演出してるんじゃないのかなあ、と個人的には思ってるんですが実際どうだろうな。加えて2番でも「青い闇」というフレーズがあることからもこの曲では赤(=帝歌)と青の対比、青という色が持つ冷たい、というイメージが強調されている感じがしますね。

 

と同時にこの歌、クソめんどくさい男の歌だな………………………とも思ってしまうのですが。

「果てることのない道を あとどれくらい行けば

 俺はキミという光に 会えるのだろう

 今、どこに立って 何を想って

 明日を迎えればいい?」

「嗚呼 振り切れない 一度知ってしまった温もりの音」

なんとなくめんどくさいポイント。振り切れなくて、手放せないのなら捕まえておいてしまえよと思ってしまうんですがきっとそれが出来ないのが一条寺帝歌、という人間の在り方なんだろうなあ。家や兄たちのプレッシャーとか、一条寺と愛ヶ咲、という本人たちには何も非はないはずなのに接したことを悪だとされる状況とか。そんなリスクを冒してまで、自分にないもの、温かい光を手にすることは出来ないのだ、と。

 

 

・「My Song in My Soul」

youtu.be

 

 

いやさっきまでの青感どこ行った~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!??????????????

 

最初その差にめちゃくちゃ爆笑してしまった。すまんかった。

個人的に「吹っ切れた」帝歌くんの歌だと思っているんですが吹っ切れたというよりこっちが素なのかもしれない。

「涼しげなeyes 宿す赤が 隠し切れない情熱の証」

「歌い遊んで『魅せて』いるのさ 少しの隙もなく」

まさに帝歌くんを表す歌詞、って感じですよね。誰よりもcoolは否定したいが。

特に後者の「歌い遊んで」と「少しの隙もなく」っていうのが帝歌くんだなあって思うんですが、実際めちゃくちゃストイックに、完璧であろうとしているけれど別にそれをひけらかす気はないんですよね。『魅せて』ってなってるけど、実際そこにはおそらく「見せて」もかかっていて、聴衆を「魅了する」っていうのと歌い遊んでいるように「見せて」いるんだろうなって思ったらこの歌ラテン調のメロに釣られるけどめちゃくちゃ深いな…………………

 

それと同時に、ただの「一条寺帝歌」がどことなく透けて見えるのがこの曲だと思うんです。

「目指す場所が 高いほどに 荒く乱れていく呼吸が

 限界地点 示しても

 無我夢中で 歌うことが 答えのない答えを導く

 己に挑めばいい」

 

いや脳筋やんけ。とは思ったんですけどそういやこの人6話でトス1000回とか言った人間だった………………………………

 

「♭するぐらいなら 気持ち♯で攻めろ

 さぁ 届けたいなら 噴き出したPassionでCreationしていけ!」

ご存じだとは思いますが♭は「半音下げる」、♯は「半音上げる」という音楽記号。

要は気持ちが下がる、落ち込むぐらいなら無理やりにでも上げて攻めていけ、届けたいのなら作品を「創造」していけ、というあたりがまた脳筋だなあと思わないでもないんですけど、この辺りから推測するに

 

あの…………………多分この曲ゲーム後半の小花ちゃんへ向けての曲なんじゃないんですかね…………………………………

 

あの時の小花ちゃんに向けてCreationしていけ、というのが合っているか否かと言われたら多分間違ってるとは思うんですが、同じく魔法芸術に対して真剣な帝歌くんはきっと、魔法芸術で悩んでることは魔法芸術でしか解決できないのだと、気付いていたんだろうと思います。だからとことんまでやってみろ、そういうことなんじゃないかな。

「My Love in My Cry 叫びであり それはきっと愛でもある

 感じるだろう? 寄り添いながら 永遠に 枯れることない King of Emotional Voice」

これが多分、決して器用とは言えない帝歌くんの一つの愛の形。

なんかもうお幸せに。

 

一条寺帝歌という男は、めちゃくちゃストイックで、脳筋で、不器用で、熱い男。

だけどきっと、それは見えている一面でしかなくて。分かるようで分からない。

 

 

そこが、「キャラクター」という一種の偶像の存在でありながら、実在の人間であるかのように感じられて面白い存在だなあと思います。